自覚症状がほとんどない前立腺癌

前立腺がんは症状が現れにくく高齢化に伴い増えているのが現状である。しかし、前立腺がんの多くは進行がゆっくりのため、すぐに命に関わることは少ない。

治療法は放射線治療や内分泌療法と言われるホルモン療法のほかに、抗がん剤を使用する化学療法や手術などがある。

治療はその人のがんの進行度や悪性度、年齢や本人の希望などによって決まるが、早期がんの場合や高齢者の場合は待機療法という、すぐに治療を開始しないで経過観察をするという方法がとられることもある。

局所と浸潤がんの違いは?

局所がんは、がんが前立腺内にとどまっている状態のことを言い、この場合は手術や放射線治療が行われる。局所浸潤がんは、がんが前立腺の被膜を越えて、周囲の組織や臓器に広がっている状態のことである。

治療は主に放射線療法になるが、放射線療法の後に転移や再発が見られた場合はホルモン療法が行われる。ホルモン療法に使われる薬は主に3つで、LH-RHアゴニストと抗男性ホルモン、女性ホルモン薬になる。

前立腺がんが増殖する理由には男性ホルモンが関わっていることが挙げられるが、その中でも特にテストステロンが深く関係している。

そのためホルモン療法は、男性ホルモンの分泌および作用を抑制しがん細胞の増殖を防ぐ治療法になる。